0

現在カート内に商品はございません。 ×

0

現在カート内に商品はございません。 ×

儀式

ceremony




少し前のメルマガで僕のオススメ本を定期的に紹介します、というお話をしました。


ということで早速「本ネタ」を 笑



今日ご紹介する本は今日のタイトルにもなっている「儀式」について深く掘り下げた内容が載っている、僕が大好きな本の一つ。


あなたは「儀式」と聞いて何を思い浮かべますか?

儀式と聞くとなんだか宗教っぽい感じがしたり、日常生活からは離れた特別な行い、という印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
逆に儀式が日常生活に溶け込んでいて、儀式がない日なんて考えられない!
という方もいるかもしれません。



ちなみに、僕は完全に後者。
それもかなりの儀式信奉者です 笑


というのも、今日ご紹介する本を初めて読んでからというもの、意識的に様々な儀式を自分の日常生活に取り入れるようにしてきました。


中にはもう10年以上毎日欠かさず続けていることもあります。


それからというもの、仕事での生産性は上がり、人間関係も良くなり、毎日の生活がとても充実するようになりました。ストレスやイライラ、怠惰な気持ちなどのネガティブな感情も湧きにくくなり、自分自身をコントロールできるようになるなど、様々な恩恵を受けています。


さらにどんな時でも儀式や習慣によって意思の力を使わずに半自動的に自分が事前に決めたことが決めた通りにできるようになったので、内側から来る自信も高まりました。
何よりもこういうことを通じて自分の価値観に沿った生き方ができるので、日々の生活の充実感はかなり高くなったと思っています。



ちなみに今書いているこのメルマガも儀式の一つ 笑


もう6年くらい毎日続けているので、完全に習慣化し、儀式として確立しています。もう僕の場合はメルマガを書かなかったら気持ち悪い、調子が悪い、とすら感じてしまいます。なので、どこで何をしていようが、たとえ休みの日でも欠かさず毎朝書いています。



ちなみに習慣と儀式はどう違うのか?というと、基本的には似たような感じですが、僕の中では儀式の方がより高次の概念だと思っています。



今日ご紹介する本の著者であるジム・レイヤーは儀式についてこう定義しています。



「儀式とは、自分の信じる価値観に沿って、正確に、意識的に行う行動が毎日の生活の中で自然な習慣となったものである」



うん。
ちょっとこれだけだと難しくてよくわからないかもしれませんが 笑



まあ、とにかく儀式を持つことはめちゃめちゃ人生を豊かにするよ!ということです。


古代の哲学者アリストテレスは「人間とは、その人が繰り返し行っていることそのものである」という名言を残していますし、現代のダライ・ラマもこう言っています。

「絶えず慣れ親しみ、訓練することで、簡単にならないものはない。訓練を通じて人は変わることができる。私たちは自分を変えることができる」



ということで、今日はこの本の中から特に僕が大事だなーと感じる部分についてご紹介していきます。


成功と幸せのための4つのエネルギー管理術 ジム・レイヤー/トニー・シュワルツ著より抜粋
ーーーーーーー
生まれもった身体能力という点では、イワン・レンドルは同世代のトップをいくテニス選手と比べて大きく劣っていた。しかし、彼は5年間、世界ランキングトップの座に君臨した。その秘密は、彼が築き上げたルーティン(決まった動作)にあった。
コートでは長時間、それもきっかり決まった時間だけ練習していたことはもちろんだが、ツアーを回っていた他の選手たちと違っていたのは、生活のあらゆる面においてコートの上と同じようにルーティンに沿って動いていたことだった。

コートの外での彼の生活を見てみよう。
まず彼は、短距離走、中距離走、長時間の自転車漕ぎ、筋力トレーニングなど、過酷なトレーニングプログラムをこなしていた。また、食事は低脂肪で、複合炭水化物を中心としたメニューを組み、食事の時間も正確に決めていた。


集中力を高めるために精神力強化のエクササイズを毎日行い、プログラムが楽になりすぎないように定期的に新しいエクササイズを導入していた。トーナメントの間は、テニス以外のことを持ち込んで自分の気をそらさないよう、友人や家族にしっかりと釘をさしていた。


つまり彼は、自分の行動を「100%の集中で臨むもの」と「意識的に無視するもの」のどちらかに分けていたのである。

リラックスと回復のための時間についても、綿密にスケジュールを立てて実践した。内容は、ゴルフ(スコアを競うのではなく、楽しんでプレーする)、午後のうたた寝、定期的に計画を立てて行うマッサージなどである。


試合中も独自の儀式をおこなって集中力を切らさないようにしてた。全てのポイントについてプレーする前にイメージすること、サーブする際にラインへ歩み寄るとき、毎回決まった歩数で歩くこと、などである。長く彼のライバルだったジョン・マッケンローは、のちにこう語っている。
「彼のことは嫌ってたけれど、同じくらい尊敬もしている。あいつみたいに熱心にテニスに取り組んだやつは今まで誰もいないよ。イワンは飛び抜けて才能に恵まれていたわけじゃない。だけど身体的な面でも、精神的な面でも、あいつの熱心さは人並外れていた。それも、ありとあらゆることをリハーサルしてやっていたんだから」


レンドルよりもずっと能力的には恵まれているが、タイガー・ウッズも連ドルの現代版と言えるだろう。ウッズもレンドルと同じく、生活のあらゆる面におけるエネルギー管理のために、儀式を守ることに力を注いでいるからである。その効果は明らかだ。ウッズは20代前半という若さで実力を100%発揮できるようになっただけでなく、ゴルフ競技の歴史の中でも最も頻繁に上位に顔を出すプレーヤーとなった。


レンドルが優れていたのは、彼が飛び抜けて意思の強い人間だったからという要因もあるのでは、と考える人もいるだろう。だが、おそらくそうではない。

ある研究によると、人間の行動のうち、本人が意識的に行っているのは全体の5%にすぎないという。

人間は習慣の動物だ。
私たちの行動の95%は無意識的におこなっているか、突きつけられた要求や不安への反応としておこなっているものなのだ。

レンドルはポジティブな儀式の持つ力を本能的に掴んでいた。

儀式とは、自分の信じる価値基準に沿って、正確に、意識的に行う行動が、毎日の生活の中で自然な習慣となったものである。


ポジティブな儀式には、3つのメリットがある。
第一は、自分の目標に向かっていくための効果的なエネルギー管理ができるように助けてくれること。
第二は、人間の持つ限られた意識の強さに頼る必要性がなくなること。
第三は、自分が心の中に持っている価値基準を実際の行動に反映させる強力な手段となることである。



アスリートであれ、戦闘機のパイロットであれ、外科医であれ、特殊部隊の兵士であれ、FBIの捜査官であれ、企業のCEOであれ、優れたパフォーマンスをする人はみな、ポジティブな儀式をうまく使ってエネルギーを管理し、目標を達成している。

そして、はっきりとした価値基準に裏打ちされた生活を送っている人にも、同じ傾向があることを私たちは発見した。

「儀式に参加するたびに、人は自分の信念を言葉で、またはもっと暗黙の形で表現しているのである」
と『現代の儀式』の著者エバン・インバーブラックとジャニン・ロバーツは述べている。

「毎晩食卓を囲んで夕食をとる家族は言葉に出して言わなくても、家族が時間を共有することの重要性を信じている。寝る前にベットサイドでひとときを過ごす親子は、あらゆることについてお互いがどう考えているかを述べ合う機会を持つことになる。ベットタイムの儀式を持つこと自体が、暖かく、愛情にあふれた、心落ち着ける親子関係を大事に思う価値観の現れなのである」

イワン・レンドルのようなアスリートたちが実践する綿密に組み立てられた儀式を「かちかちで何の自由もないじゃないか」と笑うのはたやすい。しかし、例えばあなたの生活の中で一番うまくいっていて、生産的だと思う部分について考えてみてほしい。あなたも、私たちのところにやってきた多くのクライアントの多くと同じく、無意識のうちに様々な儀式をおこなっているのではないだろうか。

例えば手を洗うとか、明日の計画を立てるとか、家族と過ごす時の決まり事であるとか・・・。

儀式は自然さを排除してしまうものではない。むしろ、儀式をおこなって一貫して心の安定を保つことができてこそ、人は臨機応変な対応ができ、リスクを引き受けることができるのだ。

偉大なアスリートは、激しいプレッシャーの中で、一見不可能のように思える記録を出す。厳しい訓練を積み重ねた外科医は、細心の注意を必要とする手術の最中に、患者の生死を分ける重要な決断を冷静に行う。優れた経営者は、行き詰った交渉の途中で全く新しいフレームワークを考え出し、大逆転で契約へと結びつける。

儀式は堅固な土台を築いてくれるため、そこからしばしば想像的な飛躍が生まれるのだ。

また、儀式を取り入れることで回復のための時間を持つゆとりも生まれる。そこで人間関係を深めたり、自分の生き方をじっくり振り返ることも可能になる。

私たちが自分の意思で選び取るというやり方には限界がある。なぜなら、何を食べるか、エクササイズのプランをどう立てるかということに始まり、欲求不満をどうコントロールするか、困難な任務をどうやり遂げるかということに至るまで、自己管理に必要な「燃料」は、私たちの限られたエネルギーを使ってやりくりするしかないからだ。

エネルギーを一つのことに使ってしまうと、他のことに回せなくなる。意思と自制心は人を行動へと後押ししてくれが、よく練られた儀式は本人が気づくより前に行動へと引っ張っていってくれる。

儀式をしないと何だか落ち着かないものだ。歯を磨くこと、風呂に入ること、子供の発表会を見に行くこと、週末に両親を招くこと・・・あなたにとって生活の一部となった「儀式」について考えてみればわかるはずだ。自分の生活に新しい行動を導入したい、そして長続きさせたいと思うなら、その行動を持続させるために多くのエネルギーを割くようではいけない。

意思と自制心は、私たちが思っているよりもずっと限られた、貴重な資源である。だから、よく考えて、ここぞというときに使う必要がある。自制心を使うちょっとした行動をしただけで、この資源は枯渇してしまうから、ある行動に使ったら、次の行動に使う分はあまり残っていないことになる。残念なことだが、1日のうちで意思を持って意識的に選び取ることのできる許容量は非常に限られている。

負荷をかけては回復をはかるというパターンで筋肉を鍛えることができるように、自己管理の「筋肉」も計画的に強化することが可能だ。トレーニング方法は同じ。自制心や共感能力、忍耐力を通常の限界を超えて使い、その後で回復の時間を持てばだんだんと強くなってくる。

だがもっとも確実なのは、意識的に意思や自制心の強化を図るよりも、ポジティブな儀式を作り上げることで、やらなければならない行動を自然に、より少ない労力で、できるだけ素早くできるように持っていくことだ。

ーーーーーーーーーー



いかがでしょうか?


ちょっと長くなってしまいましたが、儀式を持つことの重要性はよくわかっていただけるのではないでしょうか?


個人的には習慣や儀式を持つことはもう自然なことになってきていますが、まだ馴染みがない方にはちょっととっつきにくい考え方かもしれません。


ただ、その効果は本当に信じられないほどです。



ぜひ、あなたの日々の生活にもポジティブな儀式を取り入れてみてはいかがでしょうか?





PS.
より深く学びたいという方はぜひ書籍も取り寄せてみてくださいね!
間違いなくお勧めできる一冊です^^




コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2019.04.14

カテゴリーロゴ

メールマガジンに登録するとストールコーディネート、ファッション情報、NaturalLoungeの最新ストール情報をいち早く手に入れることができます!

お客様の声

のカスタマーレビュー
総合評価
星5つのうち

メールマガジン登録 メールマガジン登録